月次決算の『速報』を作成しよう
先月分の月次決算書はもう完成しましたか?
まだ作成していない、という方は
「数字」にこだわりすぎなのかもしれません。
水道光熱費、通信費・・・など
まだ資料が届いてないものもあると思います。
しかし、請求額が確定する中旬もしくは下旬では、
前月の数値を見るのには遅すぎます。
会社の規模にもよりますが、数千円~数万円単位は概算でもいいので、
前月(もしくは前年同月)の数値を入力しておき、
概算の月次決算書であれば、初旬には完成できるはずです。
とりあえずスピード重視。
1円単位の正確な決算書は、
請求書が届いた時点で修正して作成すればいいのです。
1.売上を確定させる。
月末時点で、今月の売上がいくらかわからない、
ということは、ないはずです。
2.購入額・発注額を集計する。
経費の方は、先月に購入したもの(外注含む)と毎月発生するのもにわけます。
先月中に購入したもののレシートもしくは請求書を集計します。
また、外注費や手数料などでも請求書が届いていなくても
発注した段階で金額は把握しているはずです。
3.毎月発生するもの(概算額)
毎月発生する、水道代、電気代、通信費などは、
月初の段階では確定値はわかりません。
ただし、毎月発生するものなので概算額はわかっているはずです。
あくまで速報値を出すためです。
1円単位にこだわる必要はありません。
前月、もしくは前年同月の数値で計上しましょう。
4.まとめ
月初に前月の数字を把握しているかどうかで、
今月の計画も変わってきます。
前月の数字がよくなかったら、
今月は挽回が必要でしょう。
忙しいと思ったのに利益はあんまり…
だとしたら、料金設定が間違っているかもしれません。
すべて正確な数字が手に入るまで
待っていたのでは遅いです。
その判断に、1円単位の正確性は本当に必要ですか?
経営判断のために、概算の月次決算をできるだけ早く作成する。
スピードアップで、役立つ経理にレベルアップできます。