税金、社会保険料の支払い予定表をつくろう!
確定申告終われば、次の悩みは、納税です。
振替納税であれば4/20までに
まとまったお金を準備しなくてはいけません。
4/20さえ乗り切れば・・・
と思って気を緩めていると、
住民税、固定資産税、自動車税、健康保険、、、
今年度分の決定通知書が次々届きます。
通知書にしたがって支払わなければならないのですが、
通知が届いてから慌てていては、
いつまで経ってもお金の流れを把握することはできません。
個人事業主の方は、
国民年金だけでも20万円近くになるため、
少ない方でも年間数十万円以上の税金・社会保険料を支払っています。
先手を打って、『支払い予定表』を作成して、
いつどれくらいの支払いがあるのか、
お金の流れを確認できるようにしましょう!
この時点では、ざっくりとした支払い予定表を作成します。
ここでは、数千円単位にこだわっていてもあまり意味がありません。
正解は、5月・6月頃に届くので、その時に更新すればいいです。
確定申告が終われば、
前年分の所得が確定したことになります。
今年度中に支払うべき税金、社会保険料は、
前年所得をもとに算出されます。
【準備する書類】
・確定申告書(第一表)
・消費税申告書(消費税を納めている場合)
①住民税
所得税と計算が異なる部分もありますが、
ざっくりであれば、次の式で計算できます。
住民税額=『課税される所得金額』×10%
4回にわけて支払います。(大阪府枚方市:6,8,10,12月)
②事業税
事業税額=(『事業所得』+65万円-290万円)×5%
2回にわけて支払います。(大阪府:8,11月)
(※医師、歯科医師、柔道整復師の保険診療などは非課税です)
③固定資産税
購入・譲渡がなければ、前年と同額を記載しておきます。
4回にわけて支払います。(大阪府枚方市:5,7,9,11月)
④自動車税、軽自動車税など
前年と同額を記載しておきます。(5月)
⑤国民健康保険料
少し計算がややこしいため、あくまで概算で計算します。
健康保険料=『合計所得金額』×15%
10回にわけて支払います(6月~翌年3月)
※限度額89万円のため、
前年が限度額に達しているのであれば、同額を記載しておきます。
⑥国民年金保険料
平成30年度は、16,340円/月です。
⑦予定納税(所得税、消費税)
所得税・・・『所得税及び復興所得税の申告納税額』が15万円を超えている
『申告納税額』×1/3 を7月と11月に支払います。
消費税・・・少し計算が難しいので割愛します。
事業に大きな変化がなければ、前年と同額を記載します。
税金・社会保険料 支払い予定表
年 | 月 | 税金 | 社会保険料 | 計 | ||
2018 | 4 |
所得税・消費税 (振替納税) |
年金 | |||
5 | 固定資産税 自動車税 |
年金 | ||||
6 | 住民税 | 年金 | 健保 | |||
7 | 所得税(予定) | 固定資産税 | 年金 | 健保 | ||
8 | 住民税 事業税 |
年金 | 健保 | |||
9 | 固定資産税 | 年金 | 健保 | |||
10 | 住民税 | 年金 | 健保 | |||
11 | 所得税(予定) 事業税 |
固定資産税 | 年金 | 健保 | ||
12 | 住民税 | 年金 | 健保 | |||
2019 | 1 | 年金 | 健保 | |||
2 | 年金 | 健保 | ||||
3 | 年金 | 健保 | ||||
4 | 所得税・消費税 (振替納税) |
年金 |
※消費税の予定納税は、回数が異なるため、
それぞれ当てはまる月に記載してください。
年1回:8月
年3回;5月、8月、11月
年11回:5月~翌年2月
作成されたら、毎月の支払額を集計してみてください。
資産をお持ちの方は、ほぼ毎月、
お持ちでない方でも2ヵ月に1度は
まとまった額の支払いがあると思います。
お金の流れを把握する第一歩。
毎月、いくら支払いがあるか
事前に把握しておくことが大切です。