個人事業主が関係する税金は、何種類?
学校では基本的に
税金の計算の方法なんて教えてくれません。
そのまま会社員(給与所得者)になれば、
会社が税金の計算(年末調整)をしてくれます。
「税金が高い」と嘆くわりに
税金のことをあまり知らない人が多いのは、
「年末調整」のおかげなわけです。
そんな方が
脱サラ起業したら、
税金の計算は自分でしろ、
というルールに
そこではじめて気づきます。
個人事業主のための、はじめての税金。
疑問に思われるであろうことについて、
数回にわけて書いていきます。
個人事業主が関係する税金は、何種類?
個人事業主が関係する税金は、何種類あるかご存知ですか?
ちなみに、
税金の種類は、約50種類って言われています。
国税 | 地方税 | |
所得課税 |
所得税 法人税 地方法人特別税 復興特別所得税 地方法人税 |
住民税 事業税 |
消費課税 |
消費税 酒税 たばこ税 たばこ特別税 揮発油税 地方揮発油税 石油ガス税 自動車重量税 航空機燃料税 石油石炭税 電源開発促進税 国際観光旅客税 関税 とん税 特別とん税 |
地方消費税 地方たばこ税 ゴルフ場利用税 自動車取得税 軽油引取税 自動車税 軽自動車税 鉱区税 狩猟税 鉱産税 入湯税 |
資産課税等 |
相続税・贈与税 登録免許税 印紙税 |
不動産取得税 固定資産税 事業所税 都市計画税 水利地益税 共同施設税 宅地開発税 特別土地保有税 法定外普通税 法定外目的税 国民健康保険税 |
この中で、
個人事業主が関係する税金は、
主に次のものになります。
利益に関係するもの
所得税・復興特別所得税・住民税・事業税
売上額などに関係するもの
消費税・地方消費税
事業規模に関係するもの
事業所税
※従業員が100名超、事業所の床面積が1000㎡超など、
条件があるため小規模な事業者であれば対象外。
その他
印紙税、自動車税、固定資産税など
書類の作成や資産の所有状況によって、
課税される税金もあります。
状況によって異なりますが
個人事業主には、3~10種類程度の税金が関わってきます。
節税できるのは、何種類?
個人事業主で「節税」ができるのは、基本的には4つ。
所得税・復興特別所得税・住民税・事業税です。
これらの税金は、利益の額をもとに計算されるため、
売上を減らすか、経費を増やすと、
税額は少なくなります。
利益 = 売上 - 経費
何人くらいが所得税を払ってる?
「事業所得」に限ると、
3月の確定申告のときに、
納税した人数は、169万7千人です。
個人事業主は約200万人といわれるので、
税金を払うほど儲かっている人は、
85%くらいだと思われます。