iPhoneXは会社で持っているだけで税金が掛かる?10万円超の資産について。
iPhoneXの端末代金が発表されましたね。
64GBのモデルは、各社13万円前後のようです。
10万円未満だと一度に費用計上できますが
10万円以上だと基本的に資産計上されて、
減価償却で徐々に費用計上されていきます。
しかし、30万円未満であれば一度に費用計上する方法も選べます。
注意したいのは、選択した経理処理によっては、
持ってるだけで税金(償却資産税)が掛かってしまうこと。
30万円未満の資産について
経理方法をまとめました。
1.原則
10万円未満は一度に費用計上できます。
金額が小さい資産もすべて資産台帳に記載するのは煩雑なので、
重要性低いので10万円ならいいよ!ってことになっています。
なので、10万円を超えると原則、資産になります。
会社の資産なので、償却資産税の対象です。
つまり、持っているだけで簿価×1.4%の税金がかかります。
13万円×1.4%=1,820円
簿価は減価償却に従って年々減少しますが、
初年度は決して小さい金額ではありません。
メリット:費用計上の繰り延べ(減価償却資産)
デメリット:償却資産税が掛かる
2.例外その1(20万円未満)
10万円以上20万円未満は、『一括償却資産』として処理できます。
一括償却資産は、3年で均等に償却する方法です。
メリット:償却資産税が掛からない
デメリット:3年以内に廃棄しても、必ず3年で均等償却しなければいけない。
3.例外その2(30万円未満)
10万円以上30万円未満は、『少額減価償却資産』として処理できます。
1つ30万円未満、年間合計300万円までは、その期に経費として処理できます。
メリット:一度に費用計上できる
デメリット:償却資産税が掛かる
4.まとめ
10万円以上20万円未満の資産については、
3つの選択肢があります。
1.固定資産(原則)
2.一括償却資産
3.少額減価償却資産
それぞれメリット・デメリットがあるため、
状況に合わせて最適な選択をしましょう。
なお、償却資産税の免税点は、簿価の合計が150万円です。
資産が少なく150万円に満たないのであれば、
少額減価償却資産として一度に費用計上してしまえます