【売上比較】小売・飲食・美容など

売上の比較は、ある一定の期間ごとに区切って目標値や過去の数字との比較をします。

どの期間で区切るかも業種によって様々で、
工事の完成に数か月かかる建設業で、
1ヶ月ごとに区切ったら売上がゼロになる月もありますし、
小売業や飲食業、美容業など毎日売上がある業種では、
1ヶ月ごとの区切りでは見落としている情報があるかもしれません。

ここでは、Excelを使って、『週別』や『曜日別』など月単位より細かい期間で
売上を比較する方法を紹介します。

 データを準備しよう①

いまはクラウド連動型など、
はじめから集計・分析機能が備わっているレジスターもありますが、
レジのみで売上管理を行う簡易なレジスターの場合には、データの準備から行う必要があります。

データを収集するには、まず「何を見たいか」を明確にする必要があります。

たとえば、飲食店であれば、
次のような分け方があります。

 ・店内飲食 と テイクアウト
 ・ランチ と ディナー
 ・食べ物 と 飲み物

どういうデータが見たいかによって、レジの設定も変わってきます。
必要なデータの集計がされるようにレジの設定を見直しましょう。

 データを準備しよう②

レジを細かく設定できていなくても
毎日レジ締めをしていれば、
「1日の売上合計」のデータはあるはず。
ここでは「1日の売上合計」のデータを使って説明していきます。

 1.Excelに毎日の売上を入力する。
   毎日の売上データに、曜日と週数を付けることで、集計がしやすくなります。

 ★ポイント①★
   「曜日」は、関数を使えば日付から自動的に入力されます。
    Excel関数:TEXT(値,表示形式) 
      値  :日付です。日付が入力されているセルを選択。
     表示形式:”aaa” と入力すると「曜日」が表示されます。

  

 ★ポイント②★
   週数は、関数を使えば日付から自動的に入力されます。
    Excel関数:WEEKNUM(シリアル値,[週の基準])
     シリアル値:日付です。日付が入力されているセルを選択。
     週の基準 :何曜日を基準にするかを次の数字で指定します。
      11:月曜日
      12:火曜日
      13:水曜日
      14:木曜日
      15:金曜日
      16:土曜日
      17:日曜日

   

   画像では、月曜を基準としているため、
   1/6(月)から2週目としてカウントされています。

 集計しよう

  集計には、SUMIF関数を使います。
  曜日と週数を付けているので、曜日ごと、週ごとに集計してくれます。
   Excel関数:SUMIF(範囲,検索条件,[合計範囲])
     範  囲:検索する範囲です。今回は週数のC列。
     検索条件:1週目を集計したいので、「1」
     合計範囲:売上です。今回はD列

   ★ポイント①★
     1週目が7日間となるように、不足するデータを追加します。
     2020年は水曜日から始まるため、12/30(月)と12/31(火)の売上を追加しました。

  

   ★ポイント②★
     曜日ごとの集計も方法は同じです。
     週数の代わりに曜日を検索条件とします。
     
     今回のデータは週の基準を「月曜日」にしたので、「日曜日」まで選択します。
     たとえば「月末」まで選択してしまうと日数の少ない曜日ができてしまい、
     曜日別の比較ができなくなってしまいます。

   

 グラフを作ろう

  グラフは、縦棒グラフで十分です。
 
  数字だけでも何となくの傾向はわかるのですが、
  直感に訴えるには、やはり視覚的イメージのグラフの方が有効です。

  1週目 12/30~1/5
  2週目 1/6~1/12
  3週目 1/13~1/19

  (今回の売上データはデタラメに入力していますが、)
   年末年始が多くてその反動で2週目は売上落ちたんだな…ってなんとなく感じます。


  
 ★ポイント★
   曜日別の「売上額」に意味はないので、
   縦軸はパーセンテージで表示する方がわかりやすくなります。

 (同じデタラメなデータですが、)意外と火曜が多いな…って感じます。

  この『なんとなく感じる』気づきや直感は、次の一手を考えるキッカケとして役に立ちます。

 まとめ

月別の売上だけを眺めていても気づけないことってたくさんあります。

小売業や飲食業、美容業など、日々売上が上がる業種の場合は、
週別や曜日別の売上を比較してみましょう。

売上UPへの気づきがあるかもしれません。