会社に掛かる税金って、いくつかる?
A.最低2つ!
会社が赤字でも掛かる税金が、『均等割』です。
小さな会社(資本金1000万円以下)であれば、基本は70,000円です。
・法人府民税(均等割) 20,000円
・法人市民税(均等割) 50,000円
「基本」と書いたからには、「例外」があるわけで、
条例により、加算されている場合があります。
たとえば、兵庫県の場合は、
「県民緑税」2,000円が加算されて、22,000円になります。
会社の利益に掛かる税金とは?
赤字の場合でも掛かるのが『均等割』でしたが、
利益が出ると、利益に対して税金がかかります。
・法人税
・地方法人税
・事業税
・法人市民税(法人税割)
・法人府民税(法人税割)
基本的に会社の利益(課税所得といいます)に税率を掛けて計算します。
税額=利益×税率
利益400万円を超えると税率が上がっていく仕組みが採用されています。
<節税の方針>
①低い税率が適用される状態にする
②利益(課税所得)を少なくする
会社が持っているものに掛かる税金とは?
・固定資産税(償却資産税)
・自動車重量税
・事業所税
所有しているだけで税金が掛かります。
<節税の方針>
①不要な財産は持たない
②課税の対象にならない処理をする
他の納税者から預かって会社が納める税金とは?
・消費税
・源泉所得税
預かった税金を変わりに納めるだけなので、
基本的には会社は負担しません。
しかし、処理の仕方によって納める額が少なくなることがあります。
<節税の方針>
①消費税の申告は有利なルールを選択する
会社の活動によって掛かる税金とは?
・印紙税
・登録免許税
契約書の作成など会社の活動に伴って、課せられる税金です。
<節税の方針>
①契約書の文面など、低い税額が適用される内容を選択する
②書面で作成せず、『電子データ』として作成する
他にもあるの?
『消費税』以外にも、
商品・サービスを利用・購入すると掛かる税金があります。
・酒税、ゴルフ場利用税、軽油引取税、入湯税など…
まとめ
<これだけは知っておきたいこと>
最低7万円は、税金がかかります。
その他の税金は、ざっと10種類以上・
条件によっては、
低い税率が適用されたり、
そもそも税金が掛からなかったり、
『ルールを知らないと損する』可能性があります。
<専門家などに検討を任せること>
納税額を減らせる方法がないか、提案してもらう。
<経営者として決めること>
納税額を減らせる方法があれば、
それを採用するか否か、判断しましょう!