【創業融資】単価を決める
創業融資を受ける際、
最低限、達成すべき売上は、次の式で表されます。
売上 - 費用 > 生活費 + 返済額
式を展開すると・・・
売上 > 生活費 + 返済額 + 費用
仮に、
生活費25万円、返済額10万円、費用35万円とすると、
毎月売上が70万円必要です。
士業・コンサル・講師・コーチ・サロン・治療院といった
サービス業の方であれば、
サービス(付加価値)を提供した時間が
直接、売上に反映されます。
つまり、
売上 = 単価 × 時間
仮に、月間売上70万円を達成するためには、
時間当たりいくらの単価を設定すべきでしょうか。
【この記事の目標】
単価は、適当な金額か
1.時間は有限
1ヶ月休みなく
1日12時間働いたとしても
1ヶ月360時間です。
ひとりでビジネスをするのであれば、
事務作業、宣伝、営業、移動時間・・・
実際に、顧客にサービスを提供できる時間は限られています。
仮に60%とすると、216時間になります。
しかし、ひとりでビジネスしてるとは言え、
前提とした1ヶ月休みなく1日12時間というのは過酷です。
週休2日とすると、1ヶ月で240時間。
240時間の60%は、144時間だけです。
2.単価はいくらに設定すべきか
実際、付加価値を提供できる供時間を
144時間と仮定すると、
1時間あたり約5,000円の付加価値を提供する必要があります。
(700,000円÷144時間=4,861円)
ひとりでビジネスしている場合には、
働いた時間=付加価値を提供した時間 には、なりません。
事務作業や移動時間、営業など、
お金を産み出さない時間が多く存在します。
最低賃金が909円(大阪)だからといって、
それに合わせて単価設定をしてしまっていませんか?
3.まとめ
サービス業は、非常にシンプルに
単価×時間 で売上が決まります。
創業計画書では、『単価』・『時間』ともに
確実に達成できる数値なのかどうかがポイントになります。