儲かってないから税金なんて関係ないでいいの?

 

個人事業主(事業所得や不動産所得)になった途端に
自分で税金の計算をすることになるんですよね。

人生で初めて税金の計算と出会うわけで、
まったく何もわからないって方が多くいます。

何となくわかることなら、
対処しようという気力も湧いてくるものだけど、

まったくわからない、という状況では、
見て見ぬフリをしていた方が楽だから、
「まだ儲かっていないから関係ない」
と言ってほったらかして、

確定申告の時期になって
慌てて見よう見まねで
申告するということになってしまいがち。

でも、
その始められた事業を
今後の生活の糧としていくというのであれば、
税務・会計を避けては通れないし、

どこかで向き合うのであれば、
初めから向き合った方が、
損をしなくて済みます。

税務署では、
節税の方法なんて教えてくれません。

税金が少なる方法があっても
教えてくれるのは、「青色申告」くらい。

あまり儲かっていない時だからこそ、
お金を守らないと、もったいないですよ!

個人事業主が自分で計算する税金は、
主に次の2グループにわかれます。

・所得税、復興特別所得税、住民税、事業税

・消費税、地方消費税

今回は、まず所得税のキホンについて見ていきましょう!

1.所得税ってなに?

所得税は、個人の「所得」に対して課される国税。

個人住民税、個人事業税は、「所得」に対して課される地方税。

平成30年度予算案では、
所得税・個人住民税・個人事業税など合わせて

税収全体の31.5%に当たる約32兆5000億円を見込んでいる。

 

所得税を納付している人は、約6200万人なので、
1人あたり約52万円負担していることになります。

 

2.所得ってなに?

会社で働いて給与を得た、

飲食店を経営して利益を得た、

家や土地を売って利益を得た、

懸賞に応募して賞品を得た、

自分のお金を貸して、利子を得た、

株を売買して利益を得た、

などなど

「個人」が行った活動によって得た経済的な利益を
全部ひっくるめて「所得」と呼ぶことにしています。

3.所得の種類

所得税では、「所得」を次の10種類にわけてます。

利子所得・配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得

退職所得・山林所得・譲渡所得・一時所得・雑所得

 

所得の種類によって、計算方法に違いがあるので、
「節税」をするには、
各種所得の計算方法の違いを用いて
税率が低いもの、課税される金額が少なくなるものを
選べるように工夫していきます。

けれど、
所得の種類なんて、
経営者の方は覚えなくていいです。

種類によって計算方法が違うんだな、
ってことだけ頭の片隅に入れておけば十分。

ちなみに、

10種類の所得のうち、

個人事業主は、事業所得に分類されます。

不動産賃貸は、不動産所得です。

4.所得税は1年単位

所得税の計算は、
1月1日から12月31日までの所得をもとに計算します。

なので、
新年になってから、
どれくらい所得があるかなんて計算しても
時すでに遅し・・・
計算結果を変えることなんてできません。

無駄な税金を払わないためには、
11月くらいには、
どれくらいの「所得」になるかを把握して
検討しましょう!

なお、
法人みたいに
4月1日~翌年3月31日までといったように
自由に決めることはできないんです。

5.所得税額の計算のキホン

基本的には、次の式で計算します。

所得税額=(所得―所得控除)×税率

 式を見れば明らかなように、

税金を少なくするためには、3つのアプローチしかありません。

・所得を小さくする

・所得控除を大きくする

・税率を低くする

6.まとめ

税金を無駄に払うのはもったいないです。

起業した事業を生活の糧にするのであれば、

初めからお金を守りましょう!