帳簿の摘要欄って何を書くの?

仕訳の入力をしているとき、摘要欄に何を書くか悩んだことないですか。

日付 借方 貸方 金額 摘要
2017.7.5 事務用品費 現金 10,000 〇〇商店 文房具ほか

 

取引が少ないと、

日付と金額さえ分かれば後から領収書探せるし、

いちいち入力するのもめんどくさい。

書いてなくても困らないんじゃないの?って思いますよね。

今回は、摘要欄についてまとめてみました。

 

誰のために書くの?

経理って会社(個人事業主)のために、するんじゃないの?

摘要欄に書いてなくても困らないなら、書かなくていいのでは?

 

仕訳入力の時間を短縮するためには、摘要欄を空欄にしたいところですが

書かないといけない項目が税法(法人・所得・消費)で決まっています。

①相手方の名称

②取引年月日

③取引内容

④取引金額

そのうち法人税法は、

相手先から受け取った請求書などを整理・保管していれば、

帳簿には書かなくてもいいよ、となっています。

(法人税法施行規則第59条4項)

 

けれど消費税法は、

請求書など保管してても、帳簿にも書いていないとダメ!!

なのです。

 

つまりは、消費税のために摘要欄を書く必要があるのです。

どう書けばいいのか。

上記①~④のうち、摘要欄に書くのは、

①相手方の名称 ③取引内容  です。

①相手方の名称

原則は、正式名称(株式会社〇〇電機)ですが、

相手が特定さえできれば「〇〇電機」などで構いません。

③取引内容

(1)1つのお店で色々買った場合

文具ほか、文具等 (主なものを書いてあればOK)

(2)1か月分まとめて請求される場合(水道光熱費、仕入など)

〇月分(1か月分まとめてでOK)

書かなかったらどうなるの?

法律で決まってるから、

消費税のために書かないといけないと言われても

めんどくさい。

書かなかったらどうなるのか・・・

メリット

摘要欄を入力する手間が省けます。

デメリット

調査で指摘されると、納める消費税額が増えるかもしれません。

(例)売上 100万円 消費税8万円

仕入  50万円 消費税4万円

①摘要欄記載あり

納める消費税 8万円-4万円 = 4万円

②摘要欄記載なし

納める消費税 8万円-0万円 = 8万円

消費税の計算で、仕入れに係った消費税(4万円)を控除するためには、

「帳簿と請求書の保存」が必要とされています。

 

帳簿の摘要欄を書いていないと

「帳簿を保存」しているとは認められず、

納める消費税が多くなる可能性があります。

 

なんとなく入力している摘要欄ですが、

「相手先の名称」と「取引内容」が書いてあればOKです。